お子さんの歯が受け口でお悩みの方へ

岐阜県可児市広見バローショッピングセンター内(広々駐車場あり)
[診療時間] 9:00~12:30/ 13:30~18:00
※火・水の午後診療は14:00~18:00

お子さんの歯が

受け口でお悩みの方へ
MANDIBUL

お子さんの受け口で
お悩みの方へ

受け口が自然に治ることは

ほとんどありません

受け口は自然に改善されることはほとんどありません。
特に骨格の遺伝による受け口の場合は、自然に治る確率は低いです。
大人になってからの受け口治療は外科手術が必要な場合もありますし、手術ではなく普通の矯正治療を受けても、必ずしもキレイに治るとは限りませんので、低年齢からの早期治療をおすすめしています。

受け口・反対咬合は

早期治療
をおすすめします

  • BEFORE

    AFTER

詳細を見る

主訴受け口を治したい
診断受け口
治療内容FKOで前歯反対咬合を修正し、スペースが足りなかったので、その後上顎を拡大して上顎前歯を並べました。
下顎には、リンガルアーチを入れて、下顎大臼歯が近心に動かないように配慮しました。
年齢9歳
矯正装置FKO(機能的矯正装置)
上 拡大床 上顎前歯部にブラケット
下 リンガルアーチ
抜歯部位非抜歯
治療期間2年
リスク副作用歯の動き方には個人差があります。
そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
費用440,000円(税込)

上顎の成長は10歳くらいまでが盛んに成長します。この時期に前歯が反対咬合だと、
下の前歯に上顎の成長を抑えられて上顎が成長せず、さらに受け口が悪化してしまいます。
また、下顎の骨の成長は成長期の身長の伸びと関係していて、
下顎も同時に伸びる傾向があります。
その前に前歯の噛み合わせを正しい位置に戻す事で、下顎の伸びを抑える事が出来ます。

受け口の種類について

受け口の種類は2種類あります

  • 01 骨格が原因の受け口

    顎の骨に原因のある反対咬合のことを骨格性反対咬合といいます。 下顎が大きすぎるために下の前歯が上の前歯よりも前に出て、前歯の咬み合わせが逆になっている受け口の状態です。
    身長が伸びるのと同時に下顎も成長しますので、小児矯正での受け口の治療は、上顎の成長促進と下顎の成長抑制を行います。骨格が原因の場合は早期治療をおすすめいたします。

    5才から8才までの骨格性の反対咬合の原因のほとんどが、上顎の成長不足です。そのため、この時期は上顎の成長を促進させる治療を行い、上下のあごのバランスを整えなければなりません。上顎の成長促進の効果が著しいのは6才から8才の間です。上顎の成長は10才くらいで終了します。
    9才以上の骨格性の反対咬合では、上顎の成長が終わりに近づき、逆に下顎の成長は続いているために、受け口がどんどん進んでいきます。この時期の治療は、上顎の成長促進と下顎の成長抑制を行っていきます。小児矯正で治療出来なかった場合は、大人になってから外科手術で下顎を短くし、歯並びの矯正治療を行う場合もあります。

  • 02 前歯の位置が原因の受け口

    骨格には問題がなく、前歯の位置が逆になっている(反対咬合)ことがあります。
    その場合は反対咬合になっている前歯だけを治します。
    リンガルアーチやFKO(エフカオー)という装置を使うと、比較的簡単に治ります。

受け口治療は年令や症状で使用する装置が変わります。
矯正担当医と相談しながら、お子さんにとって最適な装置を選びましょう。

年齢別から装置を選ぶ

骨格が原因の受け口の場合

3~4

EFLINE

ムーシールド

リンガルアーチ

7~10

上顎前方けん引装置

11~18

チンキャップ

3~6才のお子さん向け

マウスピース矯正は寝ている時をメインに装着して受け口を治していきます。
就寝時に口の中に入れるだけなので、小さいお子さまでも無理なく使えます。
マウスピースは主に上顎の成長を促進するために使用する矯正装置です。
受け口のお子さまは舌の位置が低い事が原因となっている場合が多く、
マウスピースをつける事で舌の位置を上げて、口の周りの筋肉のバランスを整えます。

子供用マウスピース矯正の
メリット

  1. お子さまに合ったものを
    使用します

    当院ではお子さま一人一人に合わせたマウスピースを使用致します。
  2. 取り外し可能
    自分でマウスピースをはずせます。食事の時はもちろん外しても大丈夫です。
  3. 通院回数が少ない
    通院の回数が少ないので、お母さんもお子さんも負担が少ないです。

お子さまのマウスピース矯正は装着してから
数ヶ月~半年程度で効果がみられ受け口が改善されますが、
他の矯正装置と併用することもございます。
受け口・反対咬合が治った後も、成長期による後戻りを防ぐために、
その後も1年程度使用していただきます。

上顎前方けん引装置

7~10才のお子さん向け

7才くらいからは、もっと積極的に上顎を前方に成長させる上顎前方けん引装置(じょうがくぜんぽうけんいんそうち)と言う装置を使います。この装置は、上顎を前に成長させ、またそれと同時に下顎の成長を抑制して、受け口を治す優れた装置です。上顎前方けん引装置は取り外し可能な装置です。

お顔の額と、顎にパッドを置いて固定源にして、そこからお口の中(上顎)にゴムを掛けてゴムが縮む力を使って上顎を前に引っ張ります。夜間、寝ているときだけ(1日10時間程度)装着することで効果が出ます。

上顎の成長が十分残っている10才以下なら効果が高いです。見た目は大げさな装置ですが、子供さんの協力度も高く、下顎の成長抑制の効果も高いのがメリットの装置です。

チンキャップ

11~18才のお子さん向け

上顎の成長は11才までには終了しますが、この時点ではまだ下顎の成長は残っていると考えられます。11才を過ぎたお子さんの場合には、チンキャップという下顎の成長抑制装置を使うこともあります。
1日10時間程度装着していただくことで下顎が前に出ないように下顎の成長を抑制します。

似たような装置に上顎前方牽引装置がありますが、それは上顎の成長を促進しながら、下顎の成長抑制をする装置です。下顎だけの成長を抑制するのが、チンキャップです。

歯並びをきれいにする為に、歯にワイヤーをつける矯正を追加で行う場合もあります。ワイヤーを付ける時期は、永久歯が生えそろってからの12才以降くらいになることが多いです。

リンガルアーチ

リンガルアーチやFKO(エフカオー)を用いる治療が有効なのは、
骨格的に異常がないタイプの受け口です。
骨格的に異常がないタイプの受け口治療では、上顎のサイズを大きくしたり、
上顎の位置を前方に引っ張り出したりする必要はありません。
単に、前歯の角度を修正するだけで、
十分に噛み合わせを改善することが可能です。

リンガルアーチ

リンガルアーチは、太い主線と細い補助弾線からなるシンプルな装置で、弱いチカラで歯を動かすため、治療中にお子さんが感じる歯の痛みも、最小限に抑えることができます。

FKO(エフカオー)

FKO(エフカオー)はワイヤーで歯を直接動かす装置です。
ワイヤーの力を利用して、下の前歯を後方に移動し、逆に上の前歯を前方に押し出します。
使用時間が長ければより効果が出ます。

インビザラインファーストを
使った矯正
インビザラインファーストとは、小児が対象のマウスピース矯正システムです。
顎の骨の成長をコントロールしながら歯列を並べる事ができ、乳歯と永久歯の生え変わりにも使い捨てマウスピースで対応できます。

他の装置と併用してインビザラインファーストで歯並びを整える場合もあります。
受け口の治療は成長期終了まで注意深く経過を追っていく必要があります。

Ⅰ期治療とⅡ期治療の関係

「Ⅰ期治療でしっかりと顎の骨格の土台作りをし、Ⅱ期治療で歯並びをきれいに整える」という流れで矯正治療を行うことで、将来、よりきれいな歯並びになる可能性が高くなります。基本的にはⅠ期治療とⅡ期治療はセットとして考えていただくとよいでしょう。
また、Ⅰ期治療を受けておくことで、そうでない場合に比べ手間をかけずに永久歯を矯正できるため、時間や費用などを抑えることができます。