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2026.03.17
歯の豆知識

歯が欠けた原因と対処法|放置するとどうなる?

歯が欠けたときはどうする?
原因・放置のリスク・治療法を歯科医が詳しく解説
「食事中に歯が欠けた」
「気づいたら歯の一部が欠けていた」
このような経験をすると、痛みがなくても不安になる方がほとんどです。
実は、歯が欠けるというのは歯からの“危険信号”であることが少なくありません。
欠けた状態を放置すると、
• 虫歯の進行
• 歯のヒビや破折の拡大
• 神経まで達する深刻なトラブル
につながることもあります。
本コラムでは、歯科医療の立場から歯が欠ける原因・放置した場合のリスク・欠け方別の治療法・受診の目安まで詳しく解説します。

歯が欠ける主な原因
① 虫歯による歯の劣化
歯が欠ける原因として、最も多いのが虫歯です。
虫歯が進行すると、
• 歯の内部がスカスカになる
• 表面だけ残って中が弱くなる
その結果、硬いものを噛んだ拍子に突然欠けることがあります。
特に注意が必要なのは、
• 痛みが出にくい初期〜中等度の虫歯
• 詰め物・被せ物の下で進行した虫歯
これらは、欠けて初めて虫歯に気づくケースも少なくありません。

② 強い噛みしめ・歯ぎしり
無意識の噛みしめや歯ぎしりは、歯に非常に大きな力をかけています。
その結果、
• 歯の角が欠ける
• 表面に細かいヒビ(マイクロクラック)が入る
• ある日突然、歯が欠ける・割れる
といったトラブルが起こります。
特に、
• 朝起きると顎が疲れている
• 歯がしみることがある
という方は、噛みしめ・歯ぎしりが原因の可能性があります。

③ 転倒・外傷・スポーツによる衝撃
転倒やスポーツ中の衝突、事故など、強い衝撃によって歯が欠けることもあります。
見た目は少し欠けただけでも、
• 歯の内部にヒビが入っている
• 神経がダメージを受けている
ケースもあり、時間が経ってから痛みが出ることもあるため注意が必要です。

④ 詰め物・被せ物の劣化
長年使用している詰め物・被せ物は、
• 劣化
• ズレ
• 隙間の発生
によって、その周囲の歯が欠ける原因になることがあります。
「被せ物がある歯だから安心」とは限らない点に注意が必要です。

歯が欠けたまま放置するとどうなる?
「痛くないし、様子見でいいかな…」そう思われる方は多いですが、放置には明確なリスクがあります。
• 欠けた部分から虫歯が急速に進行する
• ヒビが広がり、歯が大きく割れる
• 神経まで達し、強い痛みが出る
• 最終的に抜歯が必要になる
特に、小さな欠けほど軽く見られやすく、結果的に悪化しやすいというのが臨床現場でよく見るパターンです。

歯が欠けたときの治療方法
歯が欠けた場合の治療は、欠けた範囲・深さ・歯の状態によって異なります。
✔ 軽度の場合(表面が少し欠けた
• コンポジットレジン(樹脂)で修復
• 形を整えるだけで済むこともある
早期であれば、1回の治療で終わるケースも多いです。
✔ 欠けた範囲がやや大きい場合
• 詰め物(インレー)
• 被せ物(クラウン)
歯を保護し、これ以上割れないように補強する目的で行います。
✔ 神経まで影響している場合
• 根管治療(神経の治療)
• その後、被せ物で歯を保護
欠けた部分が深い場合や、痛み・しみが強い場合に必要になります。
✔ 大きく割れている・ヒビが深い場合
• 状態によっては抜歯が必要になることも
その後、ブリッジ・入れ歯・インプラントなど欠損補綴治療を検討します。

歯が欠けたときに「やってはいけないこと」
歯が欠けた際、次の行動は避けてください。
• 欠けた部分を舌や指で触り続ける
• その歯で硬いものを噛む
• 市販の接着剤などで自己処置する
これらは、
• ヒビを広げる
• 感染リスクを高める
など、症状を悪化させる原因になります。

「歯が欠けた」受診の目安は?
次のような場合は、できるだけ早めの受診をおすすめします。
• 欠けた範囲が小さくても違和感がある
• しみる・噛むと痛い
• 詰め物・被せ物が欠けた、取れた
「これくらいで歯医者に行っていいのかな?」と迷う程度でも、早期受診の方が結果的に治療は軽く済みます。

まとめ|歯が欠けたら「様子見」より「早めの確認」
歯が欠ける原因はさまざまですが、自然に治ることはありません。
早めに治療を行うことで、
• 治療回数が少なく済む
• 神経を残せる可能性が高くなる
• 歯を長く使い続けられる
といった大きなメリットがあります。

歯が欠けたときは、まずご相談ください
• 歯が欠けた
• しみる・違和感がある
• 詰め物・被せ物が欠けた、取れた
このような症状がある方は、放置せず、早めにご相談ください。
当院では、「できるだけ歯を残すこと」を第一に考えた診断・治療を行っています。

監修者
おくだ歯科・矯正歯科 院長
奥田 幸祐(おくだ こうすけ)
________________________________________
プロフィール
インプラント治療・精密根管治療を専門とし、一般歯科診療にも幅広く対応。
「お口だけでなく、全身の健康を守る歯科医療」を信条に、確かな診断力と技術に基づいた、長期的な視点での治療を大切にしています。
本コラムでは、実際の臨床経験をもとに、患者さまが将来後悔しないための、信頼できる歯科医療情報をできる限りわかりやすくお伝えしています。
________________________________________
経歴・職歴
• 平成17年
 朝日大学 歯学部 首席卒業
• 平成17年〜平成24年
 朝日大学付属病院および複数の歯科医院にて勤務
• 平成25年
 おくだ歯科・矯正歯科(可児市広見)開業
• 平成27年
 医療法人化 医療法人ALES おくだ歯科・矯正歯科
• 平成27年
 厚生労働省認定 歯科医師 臨床研修指導医 取得
• 令和元年
 ITI(International Team for Implantology)公認
 インプラントスペシャリスト
• 令和5年
 日本顎咬合学会 噛み合わせ認定医 取得
• 令和5年
 特定非営利活動法人 放射線学会
 CBCT認定医 取得
• 令和7年
 厚生労働省認定
 歯科医師 臨床研修プログラム責任者 就任
• 令和7年
 厚生労働省認定
 指導歯科医講習会 講師 就任

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TEL 0574-42-8133 ネット診療予約 カウンセリング予約 LINE Instagram TikTok