口臭をなくす方法

口臭をなくす方法は?誰かの口臭が気になると、「自分も知らないうちににおってないかな」と不安になってしまうことも。
口臭自体は誰でもあるものですが、体調やその日食べた物などで臭いが強くなる場合があるのです。臭いが他人に指摘しづらいことなので、ご自身で適切な対応を心がけるようにしましょう。

なぜ口臭が起こるのか?

なぜ口臭が起こるのか?口臭の強さは時間帯で変わりますが、一番強く臭うのは朝、起床した時です。口腔内にある食べかすや細菌などの汚れは、日中は唾液によって洗い流されています。
歯磨きをすることで更に細菌の数は減少するので口臭は少なくなります。
しかし眠っている間は唾液量が少なくなるため、口内細菌が増殖して臭いを発するのです。
では、臭いの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

口臭の主な3つの原因

生理的口臭

誰でもあるのが生理的口臭というもので、起床時や空腹時、緊張している時に臭いが強まります。これらの原因は唾液量が少なく、口腔内で細菌が増殖して臭いの元が多く作られるからです。
口腔内の雑菌は主に小さな凹凸の多い舌の上で繁殖します。白い苔状の塊になったものを「舌苔(ぜったい)」といい、風邪などの体調が悪い時に厚くなることがあります。
舌苔の量が増えると口臭が強くなる傾向があるなど、身体のコンディションやストレス状況によって臭いが強くなったり弱くなったりするものなのです。

飲食物・嗜好品による口臭

食事や飲酒、喫煙など、摂取したものが原因となって発生する、一時的な口臭です。
ニンニクやネギ、お酒、タバコなどは強い口臭の原因になりますが、時間が経過すると臭いは消えていきます。

病的口臭

病的な原因で口臭が発生する場合があります。そのうち90%以上は口腔内に原因があり、歯周病や虫歯、歯垢、歯石、舌苔、入れ歯の清掃不良や病的な唾液の減少などの理由が考えられます。
まれですが、口腔内の問題以外では、鼻やのど、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病や肝臓疾患などが原因として考えられます。

歯科医院で行う口臭治療

歯周病治療

口臭の原因となる歯垢や歯石の除去(スケーリング)が重要です。
歯周病が進行していると歯と歯肉の隙間が深くなり、歯の根元まで歯石がついている場合があります。その場合歯茎が腫れているため、まず歯茎の上の歯石を除去して炎症が落ち着くのを待ち、腫れが引いてから歯石を除去することになります。
歯茎の炎症がひどく、歯茎から膿が出ている場合は抗菌薬を処方する場合があります。

虫歯治療

虫歯治療虫歯があると穴に食べかすが残り、臭いのもとになってしまいます。虫歯菌が歯の神経まで達していなければ、削って詰め物や被せ物をすれば治療終了です。歯の神経も虫歯菌に汚染されている場合は、歯の根っこの治療まで必要になります。

歯の磨き方(ブラッシング)指導

歯の磨き方(ブラッシング)指導口の中の食べかすや細菌を減らすため、正しい歯の磨き方(ブラッシング)も大切です。
歯科衛生士が患者様の歯の磨き方をチェックさせていただいて磨き方を指導します。歯磨きをおろそかにすると口臭だけでなく、歯周病や虫歯の原因になるため、患者様ご自身の努力も必要となります。

自分で行う口臭予防

舌の清掃(舌苔の除去)

口臭の原因となりやすい舌の清掃をこまめにしましょう。口臭が気になる場合は歯ブラシセットを持ち歩くことをお勧めします。歯磨きは食後に必要ですが、舌の清掃は必要以上に粘膜を傷つけないよう、1日1回で十分です。
専用の舌ブラシか、毛先が柔らかい子供用歯ブラシで、舌の奥から手前に向かって一方通行で優しく動かし、傷つけないよう注意しましょう。

うがい

歯磨きももちろん重要ですが、食べかすは舌やのどにも付着し、たまっています。うがいもただ口に水を含んでガラガラするだけでなく、頬と歯の間や唇と歯の間をしっかりゆすぐ、舌の奥やのどの汚れを取るために「あー」などと声を出しながらうがいをする、上顎に舌をこすりながらうがいをするなど、口腔内をしっかりゆすぎましょう。
起床時や食後、寝る前に入念なうがいをすることで口臭を改善します。

禁煙

タバコを吸う習慣がある方は、唾液の分泌量が減る、歯茎の血流が悪くなるという症状があることが知られています。喫煙習慣自体がタールやニコチンなどの臭いの原因ですが、唾液の分泌量が減ることで歯周病や虫歯になりやすくなり、口腔内の衛生環境が悪化します。
唾液の減少で口腔内が乾燥することも口臭を悪化させるので、口臭が気になる場合は禁煙することで改善が見込める可能性があります。

こまめな水分補給

口腔内の乾燥を防ぐためには水分補給も効果的です。お茶やコーヒーではなく、水であることが重要です。
もちろん起きている間も水分補給は必要です。こまめに水分をとって唾液の分泌量を増やし、口臭を改善しましょう。

よく噛んで唾液を出す

唾液はよく噛んで食べることでも分泌が促されます。食事の時はよく噛むことを意識するだけでも分泌量が増えますし、食事以外の時ではガムやタブレットを噛むのも効果的です。ミント系のガムやタブレットによる口臭を和らげる効果はありますが、あくまで一時的です。しっかり噛んで唾液を増やし、口臭予防を意識しましょう。

定期健診に通って口臭を防ぎましょう

定期健診に通って口臭を防ぎましょう口臭を防ぐうえでは特に口腔ケア、毎日の歯磨きやうがいが重要です。
しかしご家庭で毎日のケアをしっかりしていても、奥歯や歯茎にある歯周ポケットにある歯垢や歯石、細菌は除去しきれません。
定期的にご来院いただいて歯磨きのチェックや指導をし、歯石をクリーニングすることで、虫歯や歯周病のケアができますし口臭の対策にもなります。口臭が気になる場合は、是非、可児市にある歯科医院(歯医者)・おくだ歯科・矯正歯科の定期健診をご利用ください。

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